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17:14

ニカラグアで第一号機！

　ミルトンのお店にも来てくれたエル・ポルベニールのセルジオさんですが、 今回の収穫分からニカラグアでは初となる自動生産処理機のフルセットで、採れたコーヒーを処理しているんです。 　結構高価な機械ですし、ニカラグアで初めてフルセットを購入した農家として、 ニカラグアの農家の間ではちょっとした話題の人になっているようです。　見学しにくる農園主もいるとか・・・
　きちんと今まで通り、摘み取り労働者には完熟した実だけを取ってとお願いしているようですが、 やはりピーク時には150人以上になる労働者全員が、完璧な完熟の実だけを採るとは限りませんよね。 　そこでコーヒーの品質を確実なものにする為、機械の出番が出てくるわけです。
 
専門的な詳しい話はぬきにしますが、人の手で最善を尽くされて収穫されたコーヒーを、適切な設定に調整された機械にかけることにより、 コーヒーの品質が格段に向上するんです。　この機械を通さずに従来の方法で処理されたコーヒーとを飲み比べると、きっと皆さんも　 「あぁ～美味しさが違いますねぇ」と、うなずかれると思いますよ。

　綺麗な清水を処理に使うことで、より一層クリーンカップなコーヒーに仕上がります。　クリーンカップなコーヒーだと、 様々な味がわかり易くなるとでも説明しておきましょうか。　いわゆる、美味しさが皆さんに伝わりやすくなるということです。 　ミルトンが産地で買付けする際に、クリーンカップなコーヒーというのは大前提なわけです。　

　機械の清掃も専用の高圧洗浄機も使いながら、毎日3時間かけて行われるそうです。　見事な徹底振りです。　機械を導入していても、 不衛生にしている農家もいますからねぇ。　セルジオさん、抜け目がないですねぇ。


　上の写真のように、セルジオさん自身が何を求めて、この機械を導入したのか熱弁していますが、熱意は並々ならぬものがあります。 　昨年の比じゃないぐらい彼は熱くなっています。　彼の努力の表れでしょう、 彼のコーヒーは昨年よりも確実にクリーンカップなコーヒーに仕上がっています。　皆さんもコーヒーの到着を楽しみにしていてくださいね。

　今回導入した最新型の機械ですが、まだ導入したばかりということもあり、今後色々と改良、改善を加えていきたいと話していました。 　彼のように美味しいコーヒーを絶対作るんだ！と情熱のある農園主とミルトンは長期に渡ってお付き合いしていきたいですねぇ。

　そして丹念に作られた美味しいコーヒーは、その高品質コーヒーに見合う金額でミルトンも購入していきたいと思います。 　それが労働者の賃金アップにも繋がり、品質が磨かれ、ゆくゆくは皆さんの元に「美味しいねぇ～！」 と感じてもらえるようなコーヒーが届けられることにつながるわけですから。

 
僕が訪れた時には、収穫時期の終盤ということもあり、収穫専門の労働者達はそれ程多くはいませんでしたが、 ピーク時の150～200名ぐらいの労働者達が収穫している様子をみる事ができたとしたら、その光景に圧倒させるでしょうね。 上の写真は一日の労働を終え、これから家路へと帰る労働者の皆さんです。　ご苦労様ですっ。

wrote by ミルトンコーヒーロースタリー : 2008年03月27日 17:14