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エルサルバドル 最終日は・・・    (03/16)

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昨日の3月15日はいつもとは異なる会社にお邪魔して、買付けを行っていない地域のエルサルバドルのコーヒーのカッピングをセッティングしてもらいました。 スペシャルティコーヒークラスのサンプルもあれば、そうでないクラスのサンプルも用意してあり、普段こういった比較が頻繁にできない人にはとても勉強になったと思いますし、当然僕自身にとっても学べるところが多々ありました。
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どこの産地のカッパーとも意見交換は行いますが、ここの会社のカッパーともカッピングの意見交換を行いました。 産地の方と意見交換をすることによって、どこをどう評価したのか知ることができますし、自分達の評価と比べることもでき、足りないカッピング能力は補いながらレベルアップを図っていけば良いと思っています。 間違った評価をした場合でも素直に、即座に修正できるかどうかが、カッピングにしてもレベルアップの速度を早める要素かな・・・と思いますね。
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結果的に総合評価の高かったエル・ピロン農園に、カッピングの後は訪れました。 中米の標高1400メートルに位置していながら、平らな地形にコーヒー農園があるケースは、稀な気がしますし、自分自身こんな平らな農園は初めてでしたので、驚きました。 大抵は急勾配の地に、ところ狭しとコーヒーの木が植えてあり、作業もしにくそうな農園がほとんどなのですが、ここまで平らであればブラジルと同じような感覚で、作業員も作業できるかもな、、と感じました。 
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また、この土地は2つの火山に挟まれた土地の影響で、上の写真のように霧に覆われている時間が低地にある農園よりも多く、コーヒーの木のストレスも少なくてすみます。 
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このエルピロン農園のコーヒーは今までカップオブエクセレンスに出品したことはありませんが、今年のエルサルバドルのカップオブエクセレンスには出品してみると農園主は語っていました。 農園をぐるりと見て周りましたが、農園主の方もおっしゃってた通り、改善箇所はあるかと思いますが、良質なコーヒーを作るだけのポテンシャルは土地にしても、環境にしても高いと感じます。
ぜひコンテストで入賞してもらいたいものです。
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最終日ということもあり、再度リマさん宅にお邪魔して、今度はこちらから日本料理を作って食べてもらいました。
たくさんお世話になりましたからね。
作ったのは、お好み焼きと野菜スープ、そしてリマさんのコーヒーで作ったコーヒーゼリーです。
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近くのスーパーに買出しに行き、キッチンを借りての料理でしたが、現地調達の材料にしてはきちんとお好み焼きになっていましたし、コーヒーゼリーや野菜スープも美味しかったですよ。 コーヒーゼリーは以外にも生まれて初めて食べたそうで、コーヒー産地なのに、コーヒーゼリーを食べる習慣がないのには、「なるほどねぇ」と驚きました。 ガムシロップがなかったので、バニラアイスをゼリーの上にのせて食べましたが、結構気に入ってくれたようでよかったです。
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短い時間でしたが、とても内容の濃いエルサルバドルの滞在でしたし、リマさんご夫婦をはじめ、たくさんの方にサポートしてもらった我々の滞在でした。 感謝感謝です。 ニカラグアの生産者達と同じく、長いお付き合いができればと心から思います。

wrote by ミルトンコーヒーロースタリー : 2010年03月16日 23:07