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05:40

GATTON GATTON GATTON

ガットン！ガットン！ガットン！
けっしてウルトラマンに出てくる怪獣の名前ではありませんから。
ガットンっていう町の名前なんです。

私がクィーンズランド州立大学に入学し、初めての大学生活が始まったのがこの田舎町ガットンだったのですが、もぉ～田舎も田舎！　よりによって専攻した学部のキャンパスがガットンだなんて、一緒に入学した高校の親友パトリックと涙しましたよ。田舎すぎて娯楽施設なんてものはありませんよ(^^；）土地も余りすぎて何に使ったら良いのか、そこの土地の人も考えるほどの場所なんです。
まぁそう言われて周囲を見渡せば、無駄な使われ方をされている土地が多い！多い！　

いやぁ～田舎にも程があるよと真剣に思いましたね。　でもまぁ住めば都って良くいうぐらいだから、仲良し同居人のパトリックと謎のマレーシア人と住み始めましたよ。大学のキャンパスの話はまたの機会にお話しますが、今回はガットンの「土地」についてお話しましょう。

最近老後が不安だとお考えのあなた！または将来田舎でのんびりと余生を・・・とお考えのあなた！若者には暇すぎて少々不人気のガットンですが、のんびり過ごすにはモッテコイの場所。

まずは物件探しからでしょう。

「えっ？お客さん、日本から来たの？　そりゃぁ丁度いい、いい物件があるんですよ、イヒヒヒ」

と騙してやろうなんて不動産屋は、ガットンにはまずいないでしょう。

「お客さん、日本から来たの？　へぇ～・・・こんなところに何の用だい？」

と言われるのが関の山。現に私はそう言われましたよ。かりにも州立大学のキャンパスがあるんですよ！お忘れですかー？と言い返したくなりますよ、ったく。

そうこうしているうちに私は上記の写真の物件に決まり、家賃は月あたり破格にも程がある３万円！それを３人でシェアしてたので、１万円でしたよ。大家さんがお隣の家だと気付いたのは、１年以上過ぎたあとでした。毎朝垣根ごしに顔あわせてるんだから、それぐらい教えてよ！って感じですよ。言ってくれれば車庫で車をいじりながらブンブン鳴らしたりしなかったのに・・・

そうそう土地の話。まぁ土地が余ってるぐらいですから、売地や物件も安い安い。
たとえば・・・
平屋のレンガ造りで３ベッドルームに２バスルーム付、カーポート３台分付、庭・・というか屋外にはトラックでも入りそうな大型倉庫付、全部屋エアコン完備にフル家具付、素晴らしく広く綺麗なガーデンスペースにＢＢＱエリアも完備。　もうこの時点でお腹いっぱいですが、なんと土地は５エーカー。約２万平方メートル。坪数で６１２０坪！！　

そんなにいらなぁ～～い！　と思うでしょう？　価格はなんと２８００万円なりぃ。
坪当たり４千五百円ちょっとですよ。こんな物件が今でもゴロゴロ売りに出されてるんです。

「どうですぅ？お客さん！いい物件でしょ～。今ならオージービーフ１０ｋｇつけますよ」

えっ？なんでコーヒー屋のマスターがこんな土地の事詳しく知ってるのかって？
そりゃ「不動産学部」＠ガットンキャンパスで土地・物件鑑定の勉強をしてたからですよ。

最後に大学に言いたい！土地の鑑定は首都のブリスベンでもできるでしょうが！！

wrote by ミルトンコーヒーロースタリー : 2005年04月26日 05:40