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コーヒーミルの種類とエスプレッソ用コーヒーミルについて
コーヒー豆を挽く機械(グラインダー)を「ミル」と呼びますが、ミルにも色々な種類があります。
ミルには、電動ミルと手動ミルの2種類があります。
さらに電動ミルを分けると、豆を挽く部分の形状がプロペラタイプ、カットタイプ、臼タイプがあります。
プロペラタイプ(英名:Blade Grinder)のミルは、価格も2~3千円と手ごろな価格ですが、 均一サイズの粒にカットすることは至難の業で、 出来上がるコーヒーの味にも大きく影響することからミルトンでは取り扱っていません。 大抵はステンレス製の2枚のプロペラがついています。
カットタイプは鋭い刃で豆を挽くと言うよりは、細切れに切り刻むといった感じで、 業務用にも広く使われています。
臼タイプは一般的に鋳鉄製の歯がつかわれています。
価格も手ごろなものからあり、よいのですが、熱を持ちやすいことや歯が欠けやすいことから鋳鉄製はすぐに悪くなってしまいます。
買って、すぐに駄目になった。という原因がここにあります。
そこで、ミルトンでは軽合金が採用されているザッセンハウス社のミルを取り扱っています。
たぶんハンドミルではザッセンハウスに敵う品質と切味をもったミルはないでしょう。
他に何社かのハンドミルを使用しましたが、結果は散々でした。
私たちが始めて使い始めたのも「ザッセンハウス 161 」(写真左)というミルでした。
さすが、しっかりしたつくりで、高級感もあり、壊れにくく均一に挽くことができました。
いまだに刃も鋭く、バリバリの現役です。
ガリガリと挽きながら香るコーヒーは格別です。
ザッセンハウス社の154MA(写真左)の蓋付タイプは確かに良いお値段がするだけの価値があり、
機能から見た目まで申し分がありません。豆が飛び散らないのがやはり良いですね。
少しでもお金に余裕あがるならダンゼンこちらをお勧めいたします。
パーフェクトタッチⅡ(写真左)は電動では珍しい臼タイプのミルです。 ハンドミル同様、
ドリップコーヒーには向いていますが、エスプレッソには向いていません。
ドリップコーヒー用でしたら、やはり電動ミルは手軽で便利ですね。忙しい朝なんかは手放せませんよ。
(ちなみにうちのホームページで販売しているパーフェクトタッチⅡはたぶんネット上でも最安値でとてもお買い得よ♪)
続いて、エスプレッソ用のコーヒーミルについてです。
エスプレッソ用のコーヒー粉を見たことはありますか?
かなりの細かさですよね。たとえるなら、小麦粉くらいでしょうか?
少しオーバーかもしれませんが、それくらい細かいのです。
そんな細かい粉をさすがに手動のミルで挽くことはできませんし、
国産の電動ミルでも難しいです。
やはりエスプレッソ用としては外国製の電動ミルがはるかに向いていますね。
私たちがエスプレッソの家庭で使用しているのはランチリオ社のロッキーというミルですが、
こちらも、比較的評判の良いイタリアの電動ミルですよ。 ちなみにドーサーレス(写真左)。
それにしても、外国製は家庭用として購入するにはかなり高価なものです。
安いもので5万から、10万以上はしてしまいます。
とても、お手頃とはいいがたい金額ですが、エスプレッソを淹れる上で、ミルの性能はとても重要な要素で、
エスプレッソは挽き具合でガラリと液体の抽出具合が変化し、味に大きく影響を与えてしまうのです。
ご家庭でエスプレッソに打ち込んでいる方々で、家庭用のトップ機種を選びたい!という人は、 ラチンバリ社のジュニア(La Cimbali Junior 写真左)や、マッザー社のマッザーミニ (Mazzer Mini 写真中心 or Mazzer Mini El写真左)などが良いと思いますよ。 各メーカーへのリンクがトップページの右下にあるので、興味のある方はご覧ください。ただし、英語のサイトばかりですけどね。
wrote by はるちゃん : 2005年10月14日 13:22