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コーヒーは捨てるところがありません♪

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 農園では良く見られる風景でも、 なかなか産地に行く機会がないと目にすることがない部分って多いんですよね。 コーヒーは、コーヒーの実の種子を焙煎して、 私達はそれを砕いて、濾して飲んでいるわけです。 では、コーヒーの実の皮や果肉部分はどこに行ってしまうの? 捨てちゃうの?  ということになるわけですが、きちんと品質管理や環境保全を行っている農園は、そのあたり無駄にすることなく、 きちんと考えて作ってくれています。

今日は、ミルトンでも大人気のサン・ホセ農園で撮ってきた写真を例にお話しますね。

上の写真はちょっとした広場のようになっていますが、収穫時期になるとココがコーヒーの剥がした皮と果肉部分が山積みになるのです。  写真右上に黒い樋のようなものが見えますが、機械によって剥がされた皮がこの樋を伝わって、ボトボトとこの広場を埋めていきます。  その埋まっていっている過程が下の写真です。 写した位置が違うので、同じ場所には見えにくいですが、 下の写真はこの広場の下の方から上の樋の方を向いて撮ったものです。
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樋がジャングルの中を通ってきているのが見えますよね。 この皮の山は人の背丈の3~4倍はありますよ。 この場所に皮と果肉を集めて、 腐らせます。臭いもきつくなりますし、ハエも相当たかりますので、石灰を混ぜながら、毎日かき混ぜます。 いい具合に腐ってくると、 写真左下に写っていますが、黒く変色してきます。 農園によって、この腐らせた実と一緒に配合する堆肥は異なっていて、 そこは農園の腕の見せどころでもあるわけです。 

そうして苦労して作り上げた肥料は、一本一本の木の根元に撒かれていくわけです。 コーヒーを作ることは本当に大変だと実感しますし、 品質の良いスペシャルティコーヒーを作ろうと思えば、より一層の努力と時間とお金が必要になってくるわけです。 僕はいつも焙煎時に、 各農園主の顔を思い浮かべながら、「おいしく焼きますからねぇ~」と思いながら作業しています。 

ところでこのサン・ホセ農園、味がいいわけは他にも理由があります。まっ、そのお話はまた後日。

wrote by ミルトンコーヒーロースタリー : 2007年07月19日 20:36