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エル・ポルベニール農園の現在の状態です
毎度おなじみエル・ポルベニール農園のセルジオさんから多数の写真が届きましたので、ご紹介しますね。
先日もお伝えしましたが、現地では収穫の真っ最中でして、今も中米の農園、あちこちで収穫作業が行われています。
若干、画質が荒いのはご勘弁を・・・ それでも現地での収穫風景はご確認いただけると思います。
この写真が撮られた時は、たまたまマラカトゥという種類のコーヒーを収穫しているようでして、
その大きなコーヒーチェリーがかごいっぱいに入っている様子は見て取れますよね。 セルジオさんは、自分の農園の敷地を細分化して、
各区画ごとに全ての作業を別々に行い、全ての記録をつけるようになりました。
以前はそんな手間のかかることをしておらず、農園全域をローラー作戦のように作業員を使って農作業していたのですが、
細かく区分分けすることによって、どの区画の土地で栽培されているコーヒーが美味しいのか・・・が、見えてくるようになったはずです。
現に、広い農園の中でも土壌やマイクロ・クライメイト(日本語では微細気候というそうです)
の恩恵を受けて、一段と素晴らしい風味と品質のコーヒーが区画によっては見つかっています。
ちょっと写真が前後しますが、上の写真が収穫していたマラカトゥという品種のコーヒーです。 さくらんぼにも似ていますよねぇ~。
実際の果肉自体は差ほど付いていないのですが、完熟のコーヒーの実を食べてみると、
さくらんぼにも似た甘さが感じられますよっ♪
各労働者は腰につけた籠がコーヒーの実でいっぱいになると、別に持ち歩いているナイロン製の大袋に詰めていきます。
ナイロンの大袋がいっぱいになると、肩や首の後ろに重たい袋を抱えて下山し、自分の収穫したコーヒーの実の量を計測するわけです。
計測は重さではなく、体積を量ります。 良く見かけるのは木製の四角いケースですが、
この時は丸いプラスチック製のケースで量っているようですね。 このバケツ何杯分を収穫したかによって、ピッカー(収穫労働者)
のお給料が決まってくる仕組みです。 まぁ~楽な仕事ではないことは確かですね。
毎回この計測を見るたびに思うのですが、自分達の給料が影響する工程なのに、こんなにこぼしてしまって何とも大雑把というか、
細かいことは気にしない大らかさがあるというか・・・ 日本だったら、ピシッとすり切り何杯と何分の何!ぐらい出しちゃいそうですね。
今年の中米は大雨の影響もあってか、品質が心配なのですが、これまたエリアによって良い出来の場所もあるので、エルサルバドル同様に、
慎重に美味しいコーヒーを探してこようと思っています。
wrote by ミルトンコーヒーロースタリー : 2009年02月11日 19:11