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ラ・ベンディシオン農園 トイレを作るの巻 (11/20)

以前、ミルトンでもお馴染みのセルジオさんのエル・ポルベニール農園を紹介しているブログの中で、おとし便所の話をしたことを覚えていますでしょうか。 いわゆる英語で言う、PIT TOILET なんですが、今回は開拓中のラ・ベンディシオン農園のおトイレ事情のお話。 使用前の写真なので、安心してご覧ください。 当たり前か・・・
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何人も雇う時期もあるので、トイレは大きめに作っておく必要がありますが、何せ山奥の重機も入れない場所なので、全てがヒューマンパワー!で彼らはやっちゃいます。
上の写真の時点で、既に巨人の墓穴みたいになっていますが、底で作業している男性の姿がかろうじて見えている程度です。 これを人の手で掘るのですから、すごい!の一言ですよね。 日本でも開催されている穴掘り大会に参加してもらいたいですよっ。
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この丁寧な作業っぷり! すごいでしょ? まぁ赤い土を見る限り、粘土質っぽい赤土でしょうけども、垂直にこの深さを掘っていくのは、大変な作業なのは容易に想像できますね。
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この写真で見ると、その深さが分かります。
よく掘ったよね・・・ ほんと・・・
産地に行けば、こんな感じの穴が掘られていて、トイレ用に使用されているわけです。
僕は美味しいコーヒーを求めて農園を回っているわけですが、こういったある種のカルチャーショックも楽しいわけで、「へぇ~」の連続なんですよ。 日本は物に溢れすぎていて、頭で工夫ということを想像しなくなってしまったのかもしれませんね。
修理もしなければ、道具の手入れもしない人が日本には増えている気もしますねぇ。

彼らはたくましい! そして僕が彼らの生活から学ぶことがとってもある。 僕が興味を持っているからかもしれませんが、自然の中で自然と共に生きていっている彼らは、自然に逆らっていない生活スタイルをとっていますね。 
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それで、これが縦穴完成後に上にかぶせられるトイレの床にあたるパーツです。
これまた自分達で木枠を作って、コンクリートで作っていたりしますが・・・ こんなに薄いコンクリートで耐久性は大丈夫なんだろうかと、余計な心配をしてしまいます。 まぁ、用をたしている最中にヒビがパキッ!っといってしまったら、落ちる前に助けを呼んだ方が良さそうですね。

さて、あの巨大な穴に溜まったものは、自然と土のフィルターによってろ過されていき、字のごとく肥しになります。 満タンになったら、どうするの?って聞いたら、どんどんろ過されていくから、満タンにはならないんだよと教えてもらいました。
なるほど! ここでも「へぇ~」と感心。 これだから世界って面白いと思うんですよ。

ベンディシオン農園のコーヒーも好評発売中ですが、おかげさまで評判いいです! 持ち帰りカフェでもエスプレッソで使用していますが、綺麗に明るい酸味も出てきてくれますし、ミルクとの相性も本当にいい。 ルイスさんには、来年の収穫分はもっともっといいコーヒー作ってよ!とお願いしていますので、きっと期待に応えてくれるでしょう。

以上、久しぶりの農園情報でした♪ ここ最近忙しくてブログが更新できていませんが許してね。

wrote by ミルトンコーヒーロースタリー : 2009年11月20日 20:11