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18:55

4年前の今日、ミルトンはオープンしました  (2/27)

皆さんに支えていただいて、ミルトンもオープンして4年が経ちました。
コーヒーで言えば、まだ写真のようなツボミの状態です。 
でもここまで成長できたのも皆さんのおかげです。 本当に有難うございます。

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オープン日に僕はコロンビアのカップオブエクセレンス審査会に参加していて、自分のお店のオープニングに立ち会わなかったという、ちょっと苦い経験が記憶に残っていますが、もうそんなに経ったのか・・・とも思えてきます。
ただこの間、あまりに多くの出来事と進展があり、まだ4年しか経ってないのか・・・とも思えてきますねぇ。 大変なことも多いですが、充実した日々でもあります。

これまで自分の追及したい分野も一つ一つ着実に達成できていますし、お客様にもその成果を順次感じていただけるようにしていきたいですね。

例えば、焙煎に関しては、5年目を迎える前にしっかりとした基礎を作り上げることができました。 少なくとも、今まで信じていた焙煎の方法や、概念、考え方をある意味消し去り、現時点の方法ではコーヒーの焙煎による風味の表現に一段と幅ができました。 各産地から買付けるコーヒーに、ピタッと照準を合わせられる焙煎になりましたし、おかげでその先の風味発達をいかに洗練させるか・・・に力を注げるようになりました。 美味しさを際立たせる為の細かな調整に集中できることが、今は楽しいですね。 何よりコーヒーの風味に広がりや奥行きが出てきたので、お客様の反応もいいことが嬉しいです。

また買付けにしても、今年のコロンビアの減産に伴う中米への買付けの集中が起こった場合でも、ある程度安定して供給してもらえるようになってきました。 買付ける価格も惜しまず生産者達にお渡しすることが、結果的に安定供給にも繋がっているのだと思いますし、それが可能なのもミルトンのお客様がサポートして下さるおかげです。 
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反面、良いことばかりではなく、改善点もみえてきました。
今のミルトンの店員数ではお客様に十分な配慮が行き渡らなくなることも事実で、ご迷惑をおかけしたこともありました。 折角の信頼も水の泡になりかねないですし、来月の3月から正社員を雇用することにしました。
悩みましたが、当初考えていたアルバイトやパートさんを一先ず断念して、まずは右腕になってくれるプロを育成することに今は努めたほうが懸命だな、という判断をしたわけです。 

5年目のミルトンは原点に帰るとお葉書でもお伝えしましたが、お客様あってのミルトンですし、農家あってのミルトンでもあります。 そこを大切にせずして、これからはないと思いますので、人材確保や
教育にしても投資をしっかりとし、農家との接触回数にしても更に増やして、惜しまない努力を進めてまいります。 

これからも末永いお付き合いの程宜しくお願いします。

wrote by ミルトンコーヒーロースタリー : 2010年02月27日 18:55