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産地買付けはここから始まった (10/23)
写真に見える木製のシングルベッド。
生まれて初めてコーヒー農園に寝泊まりし、コーヒーを勉強させてもらった場所。
ここで寝泊まりして、現在も販売中のエル・ポルベニール農園のセルジオさんと一緒に毎日、毎晩コーヒー談義したことを今でも鮮明に覚えています。
このベッドに薄いスポンジのマットレスを敷き、持参したコールマンの寝袋に包まり寝ていましたねぇ。
1晩寝ただけでダニに数十箇所やられ、これには参りました。
今年訪れた時には、土壁もブロック塀に建て替えられ、木製の壁上部も隙間がほとんど無いよう造りかわっていましたが、当時は崩れかけの土壁に板の隙間も数センチ開いた状態でしたので、虫もネズミも月明かりも、横になって寝ていると見えていました。
梁の上を2匹のネズミが追いかけっこしていたこともありましたが、農園を離れるころには慣れてしまい、自然の中で生活している感覚が心地よく感じたことも思いだされます。
まぁとにかく、サラリーマンを辞めての独立でしたし、コーヒーの知識ゼロでしたので、こんな勉強と体験の機会を与えてくれたセルジオさんには、いつも感謝しています。
ほんとかぁ~?みたいな目つきのセルジオさんですが、彼あってのミルトン始動でしたので、今でも彼にはその感謝を毎年伝えています。
歳も同じですし、兄弟みたいな感覚になってきていますね。
毎年生産者の方々ももっと美味しいものを作りだそうとしているのと同じく、ミルトンのコーヒーも更に美味しく提供できるように試行錯誤しています。
こんなことを書くと誤解されるかもしれませんが、今皆さんにお出ししている焙煎はベストを尽くしていますが、100%満足いくものではありません。
恐らくレベルアップしても、更にリファインしていきながら、品質向上を図っていくのだと思います。
なので、今後も満足することはないかもしれませんねぇ。
豆が持つポテンシャル以上の風味は出せませんが、ポテンシャルは最大限に出してあげたいですものね。
そのファインチューニングをこれからも怠らないよう頑張っていきます。
こんな御茶目なセルジオさんのエル・ポルベニール農園のコーヒーを皆さんも是非楽しんでみてくださいねっ。
wrote by ミルトンコーヒーロースタリー : 2010年10月23日 11:51