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生産者は焙煎を学び、ロースターは栽培を学ぶ (03/17)


エルポルベニール農園だけでなく、各農園に訪れる時はほとんどのケースで、次に植える予定の苗床を見学し、これからどの品種を農園主が育てていこうとしているのかが理解できます。
上のビデオと下の写真ではコーヒーの苗が砂から顔を出している様子がわかると思います。 土よりも砂に種を植えることで、雑菌の繁殖が少なくすみ、発芽率を高められ、ポットに植え替える際スポッと抜きやすい為、苗の根のダメージを最小限に抑えられます。
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わりと数種類の品種を育てているコーヒー農家さんが多い中、品種の風味特徴やその土地特有の個性を知っていれば、将来的にポテンシャルがありそうだなぁ~と思えますし、近い将来お客様にご紹介できるかも・・・と思ったりもするわけです。
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僕もコーヒーの産地へ出向き始めた時は思いませんでしたが、今では苗床の苗たちを見ると、かわいい子供のように思えてきて、数年後にはミルトンで美味しいコーヒーに生まれ変わっているかなぁ~と思ったりしています。 この感情はつぼみが枝にびっしりついている光景を見たり、白いコーヒーの花が沢山咲いている様子を見たときにも感じたりします。 
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「そんなふうに思うようになったんだよねぇ~」とセルジオさんに言ったところ、「生産者みたいな考えになってきたんだねっ」と笑っていました。 
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面白いもので、僕は産地に行くと生産者の発想が身についてきますし、セルジオさんやルイスさんは今では焙煎を通じてロースターの考えも身についてきているのがわかります。 まっ、それだけコミュニケーションがはかれている証拠なのかもしれませんが、双方の仕事の大変さと楽しさをお互いが理解することは、長い付き合いの中ではとても重要ではないかと思っています。

wrote by ミルトンコーヒーロースタリー : 2011年03月17日 17:23