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ハンドドリップのこつ

本来コーヒーをご購入のお客様には、ご自宅でも美味しく淹れられるようご一緒にドリップしたいと思っているのですが、なかなかそうもいかないですよね。メールやお電話でお聞きしていると、みなさんドリップにも慣れて上手に淹れられていますね。

この写真は円すい型の名門ドリッパーで抽出し終わった後のものです。ホームページ上の「ドリップのこつ」はご覧になりましたでしょうか。あのようにドリップし、きちんとドリップができますと、ここにある写真のような状態でコーヒーの粉が形作られます。

ふちを見ていただくと、ドーナツのようにコーヒーの壁がきちんと保たれているのがわかりますね。お湯がペーパーに直接当たることなく、ゆっくりじっくり細いお湯を垂らしてあげると、このような粉の壁が保たれ、まろやかなコーヒーに仕上がります。 

泡が残ったままになっていますが、これは焙煎してから日の浅いコーヒーを淹れるとこのように残ります。 焙煎したてから数日間は、豆内部から炭酸ガスが発生し続けますが、ドリップの際にお湯が豆の内部に浸透すると炭酸ガスが泡となって表面に押し出されてくるのです。 この泡は美味しさの目安ではありませんが、新鮮な証ではあります。 新鮮でない豆をドリップすると、炭酸ガスが抜けきってしまっているため、泡は一切でません。 鮮度をみる上での目安と考えられても良いでしょう。

wrote by ミルトンコーヒーロースタリー : 2005年05月07日 23:57