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ドリップの失敗例2
今日の写真を見られて、「あれ?うちで淹れた後の状態に似てるなぁ」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。まだ丁寧なドリップに慣れていない時には、このようなすり鉢状でドリップを終える時があります。私も最初はこのような終わり方を続けていました。
この写真からは、お湯の量に加え、注ぐ勢いが強すぎた形跡があります。昨日ご紹介した失敗ドリップと同様に、コーヒーの粉を十分活かしきれていないので、これもまた旨味成分が少ししか出ていない薄いコーヒーができあがります。
しかし・・・これらは厳密に言えば上手ではない淹れ方、失敗例という分類に区別されてしまうかもしれませんが、淹れて飲まれるご本人がそれで良ければそれでいいと思います。 え~いい加減だなぁと思われるかもしれませんが、ご家庭で香り高いコーヒーを飲んでもらうことを優先として考えた場合、やはり一番自分の味覚や習慣にあった味と濃さのコーヒーを淹れることが重要になってくると思うのです。 ここではあくまで、ご家庭で本格的なコーヒーを淹れたい!と思われている方へのコツをお伝えしているまでなのです。
逆に喫茶店やコーヒー専門店で雑な淹れ方をしているのを目の当たりにした時は、がっかりしますけどねぇ~。そとで飲むコーヒーが美味しくない、紅茶かコーヒーかわからなかったという体験談をメールでいただきますが、そうお感じの方はたぶんご家庭で美味しいコーヒーに慣れていらっしゃる方ですね。せめて専門店では家庭では味わえないコーヒーを飲みたいと思ってしまうのは私だけでしょうか。
私は思うのです。 おいしく淹れることができない人が、どんなにウンチクやこだわりを語っても美味しいコーヒーを提供することなんてできないと。 だから私は毎日毎日ドリップの訓練も必ず行って技術を磨いています。 皆さんに「おいしいですよ」と言われるコーヒーを提供しつづけられるように。
wrote by ミルトンコーヒーロースタリー : 2005年05月09日 02:32