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アビランドのデミタスカップ

みなさんお久しぶりです。いざ会社を移転するとなると結構事務手続きなど面倒なことが多くて困りますね・・・お中元の準備もなんとか段取りまではできたので、あとはHP用のページを作るだけです。3千円台と5千円台の2種類をご用意しました。見栄えもいいですが、中身もかなりお得なんですよ~。お楽しみにぃ。

さてさて本題のアビランドのデミタスカップですが、私が密かに気にいっているカップでもあるのです。洋食器が好きな方でしたら一度は名前を聞いたことがあるでしょう、アビランド。でもアビランドと一言で言っても、いくつものアビランドが存在するのです。全て同じ一族ですけどね。

その中でも私のお気に入りはCh.Field Havilandというブランドの物。別名「ロバートアビランド&C.パローン」とも呼ばれ、シラク大統領夫人が特別に作らせたシリーズ「マティニョン」から、フランスの印象派画家クロード・モネが自ら絵付けした物をフランス政府より依頼され、再製造したのもロバートアビランド。フランスでは国賓をもてなすために用いられている最上級の食器なんです。

モネといえば睡蓮の絵があまりに有名ですが、日本が大好きだったことも有名ですよね。版画や日本の絵画に随分と関心を持っていたみたいで、ゴッホなんかも同じように日本に興味を持っていたようです。上の写真はモネが描いた「モネの桜花」と呼ばれる作品をモチーフにしたもので、彼が実際に日常的に使用していたデザインと同じだそうです。(商品名:セリズィエ ダ モネ Cerisiers de Monet)

写真ではわかりにくいですが、このボーンチャイナでできた「セリズィエ ダ モネ」はうっすらと青みがかっていて、青磁のように綺麗な透明感があるんです。 この綺麗なカップで濃いめに出したネルドリップコーヒーを飲むと、とても気分良く美味しく頂けるんですよぉ。

残念ながら日本ではロバートアビランドの食器はそうそう手には入りません。モネのセットを買いにわざわざフランスまで行く方もいらっしゃるようです。 コーヒーの店頭販売を始めたら、お客様にはこのロバートアビランドのカップで飲んでもらいたい!と結構本気で思っている今日この頃です。多少高いですが、私は個人的にマイセンやウェッジウッドよりも好きですねぇ。

最高のコーヒーを飲むんですから、カップもたまにはいいものを・・・と思うのは私だけ?

wrote by ミルトンコーヒーロースタリー : 2005年06月05日 20:49