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酸味・苦味・カフェインの誤解
コーヒー豆自体が持つ本来の酸味と、酸化したコーヒーによるすっぱみは全く別物です。 挽いた粉状のコーヒーを1ヶ月間空気にさらしておくと、すっかり酸化が進んでしまったコーヒーのできあがり。 この酸化しきったコーヒーと、新鮮なコーヒーを飲み比べれば確実にその違いをご理解いただけるでしょう。
苦味については深煎りは苦く、浅煎りは苦くないと思われがちですが、液体のコーヒーで感じる苦味の多くはコーヒー豆自体が持つ性格の一つなのです。 もともと苦味特性のない豆を苦くしようとすれば、炭ぐらいに深煎りにしなければなりません。 逆に苦味特性の強い豆は浅煎りでも苦味はあります。 もちろん深すぎる焙煎によりできるコゲの苦味があるのも事実です。
カフェインは深煎りにするとほとんど熱の影響で消えてしまいます。 浅煎りコーヒーを好まれる方は、必然的にカフェイン摂取量が高くなっていると考えていただいた方が良いでしょう。 またカップ一杯のカフェイン量はコーヒーよりも紅茶や緑茶の方が多いことをご存知でしたか?
悪玉のように言われがちなカフェインですが、利尿作用がある他、血液の流れを良くしてくれる為、低血圧の方に良いのはもちろん、毛細血管の流れも良くなるため、高血圧の方の血圧を下げる働きもあるのです。 更には血流が良くなったおかげで、体温も上がり脂肪燃焼効果もアップ!
ダイエット効果もあるというわけです。
wrote by ミルトンコーヒーロースタリー : 2005年06月22日 07:18