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カッピングセミナー

ようやく通常の焙煎ペースに戻ってきて、一段落ついたところです。 正直ここまで移転が大変な作業になるとは予想していませんでしたが、それも無事終わり急に疲れがドッと出てきた感じがありますねぇ~。 気を緩めると体調を崩しそうなので、気をつけねば・・・

さて私は明日、明後日と日本スペシャルティコーヒー協会主催のカッピングセミナーに参加するべく大阪に行ってまいります。 自分のところで取扱っていないコーヒーのテイスティングができることはもちろん楽しみでもありますし、カッピングスキルの新たな発見があるだろうという期待も大です。

カッピングとは、焙煎したコーヒーの所謂テイスティングをすることで、その豆の特徴を見極めつつ、豆の質の確認、焙煎度合いの確認などを行い、更には他の豆との違いなどを認識し、その産地特有の特長の理解も深めることが可能となります。

実際にご家庭で飲まれるようなコーヒーの淹れ方でコーヒーを淹れるわけではないので、カッピングした味がそのままご家庭でも再現できているとは一概には言えませんが、豆の特徴は淹れ方が違っても表れるはずですので、プロはこのカッピングをかかすことができません。 

ところでカッピングの際にはカッピングスプーンでコーヒーをすくい、「ズッ」と勢い良くすすり口の中にコーヒーの霧のようなものを発生させながら、液体の香りや味覚を感じとるのですが大勢が一斉にカッピングすると、
「ズッ!」「ズッ!」「ズッ!」「ズッ!」「ズッ!」「ズッ!」「ズッ!」
のオンパレードで最初は驚きます。 もちろん皆さん真剣にカッピングしているのですが、自分のカッピングを終えて冷静に周囲を見渡してみると、なかなか普段耳にしない音に囲まれていることに気付いてしまうわけです。

この「ズッ!」と勢いよく吸い込む勢いが日本人は外国の方に比べて弱いという話を聞いたことがあります。日本の食生活の中にはあまり啜るという動作がないので、カッピングの際には日本人はより一層訓練をしないといけないという話でした。 私がオーストラリアにいた時にも同じような話を聞いたことがあり、日本人はスパゲティーを食べる時は長い麺を「ハミハミ」と、一口一口口の奥へ押し込みながら食べるそうですよ。その話を聞いたのはもう5~6年前の話ですが、今でもイタリアンレストランに行った時は周囲の人の食べ方が気になってしまいますねぇ~

最後に脱線してしまいましたが、そんなわけで明日からカッピングセミナーに参加してまいります! 皆さんに美味しいコーヒーを飲んでいただけるよう、私ももっともっと勉強しなくてはいけませんね。 では See ya

wrote by ミルトンコーヒーロースタリー : 2005年07月14日 23:59