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09:23
・・・とある日のカッピングの様子
えぇ~ ・・・ とある日のカッピング風景です。
この日は、カップオブエクセレンス3種、スペシャルティコーヒー3種、そしてプレミアムコーヒー3種のカッピングを行いました。
プレミアムコーヒーに関しては、別にカッピングをする必要はなかったのですが、
こうも毎日おいしいスペシャルティコーヒーばかり飲んでいると、プレミアムコーヒーの味がどんなものだったのか忘れていくんですよ。
まぁ一口飲めば、あぁ~そうそう!と思い出すのは分かっていましたけどね。
カッピングに必要なものは、コーヒーの他に蒸らし時間を計るタイマー、カッピングスプーン、水の入ったコップと吐き出し用空コップ、
そして採点用の用紙です。我が家では100均で購入したガラスコップがカッピングに大活躍(=^_^=)
いつも僕らがカッピングする時は、全てのコーヒーをミディアムローストに焙煎して、
その煎り具合を均一に揃えます。 焙煎度合いが大きく違うと味も変わってきますからね。
本来コンテストなどでは、公平に審査できるよう、どの豆が何と言う豆なのかを知らされずに行うブラインド(目隠し)
カッピングをするわけですが、個人で行う時はすでに品質と味の優劣はわかっている豆をカッピングする場合が多いので、
目隠しはせずコーヒーの名称を見ながらカッピングをしています。 何度もこのカッピングをすることにより、
良い豆と良くない豆の分別がつけられるようにするわけです。 特にカップオブエクセレンスなどの最高の豆が入荷した時は、
その高い豆のレベルを舌に覚えさせるよう頻繁にカッピングします。
左の写真はお湯を注して4分間の蒸らしタイム中に撮影したものです。
このときの香りも一つ一つ嗅いでいき、その豆の香りの特徴を記録します。
4分間の蒸らしが終わったので、3回程スプーンでかき回し、
その後表面の浮いているコーヒーの粉を取り除きます。 僕は昔から猫舌なので、
ある程度冷めるまで待たないとスプーンですすってカッピングすることができないのですが、
ある程度熱いうちに確認しておかないといけないチェック項目もあるので、のんびり冷めるのを待っているわけにもいきません。
なぜスペシャルティコーヒーにはペーパーフィルターやネルドリップではなく、
フレンチプレスやエスプレッソマシーンなどの金属フィルターを使用した飲み方をオススメしているのかというと、
このカッピングにヒントがあるんです。
カッピングはペーパーなどで濾したりしないので、コーヒーオイルが表面に浮いています。
コーヒーの香りとまろやかさはコーヒーオイルと密接な関係にあるのですが、ペーパーやネルドリップはオイルを吸着してしまい、
本来の味が味わえないのです。 このカッピングのようにろ過せずに、飲んでもらうことが何よりも味が確実に舌に伝わりやすいんですよ。
とは言っても、朝なんかは慌しくてなかなかゆっくり時間をとれない人も多いのでは? コーヒーメーカーに頼る人も多いでしょう。 世界中のスペシャルティコーヒーの素晴らしい味と風味を知っている人は、 フレンチプレスだったりエスプレッソで楽しんでいますので、みなさんも慌しくない夕食後のひとときには、 お手軽なフレンチプレスを使ってスペシャルティコーヒーのアロマとフレーバーを味わってみてはいかかですか? 食後のコーヒーは消化を助けてくれる作用もありますよっ♪
ちなみにカッピングも含め、フレンチプレスやエスプレッソなどの金属フィルターをつかった飲み方は、 露骨にコーヒーの品質が液体に伝わります。 新鮮なスペシャルティコーヒー以外のコーヒーに使用すると、 かえって美味しくないコーヒーができてしまいます。 スペシャルティとそれ以外のコーヒーで試されると違いが一発でわかりますよ。
wrote by ミルトンコーヒーロースタリー : 2005年11月04日 09:23