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14:03

コーヒーのカスの僕なりの再利用法

以前、ミルトンの掲示板(前はユニジナルコーヒーロースタリーと呼んでいましたね)で、コーヒーのカスをどうしていますか?というお話があったのですが、覚えていらっしゃる方おられますか? その時、僕は乾かした粉を掃除機に少量吸わせて、部屋に排気によってコーヒーの香りを漂わせながら掃除をしています・・・とお客様の質問にお答えしたことがありました。

今このブログを読んでいるコーヒー愛好家の皆さんはどうしているのでしょう?? ゴミ箱や残飯入れにバン!バン!と捨てていますか? それともそのまま流しのカゴに流していますか?

掲示板に掃除機に吸い取る文章を書いてから半年以上が経ちましたが、その後僕はコーヒーのカスをどうしていると思いますか? 現在、毎日でるコーヒーカス君たちは庭でフカフカの肥料になっているんです。

一昔前流行った緑色のコンポストがどのご家庭の庭隅においてありましたが、僕の自宅には今でも置いてあり、その中に残飯と一緒に入れているのです。 実はあの緑のコンポスト・・・虫がわくので利用する人が大分減ったと聞きます。 

僕が始めたのが今年の7月に横浜から山口にもどった夏からなので、その時は単に流しの三角コーナーにひたすら残飯と、コーヒーカスを貯めていき、 ある量になるとコンポストに入れていくだけの作業をしていました。 僕はゴキブリが大の苦手で、この世から消えてもらいたいと思うぐらい嫌いなのですが、次ぐらいに嫌いなのがハエの幼虫さんたちですよ。 ひゃぁ~~~~もう幼い時の事件がちょっとばかりありまして、それ以来あの白い姿が目に焼きついておりまして・・・・

そして、コンポストに残飯を投入し始めて、割とすぐのある日コンポストのふたを開けると、

いるじゃぁ~~~~ん!いっぱい いるじゃぁ~~んかよ~!

もう手にもっていた残飯の中身を投げ入れて、即行某メーカーの「ゴキジェ○トプロ」を大噴射!死滅はしましたが、今思えばやめておけばよかった・・・。 殺虫剤のおかげで汚染された土が一部できてしまったと思います。 あ~あ折角有機肥料を作ろうかと思ったのに!

その後、気持ちを入れなおしてからは虫がわいても殺虫剤は使わず、その時は一旦残飯投入を止めて、コーヒーカスだけを振りかけていました。すると、虫は自然にいなくなり、また残飯を入れれるようになるのです。 不思議でしょ?

ミミズコンポストなどの情報HPに、発酵を促すのに「ぬか」がいい!と書いてあったので、早速僕は近くの無人精米所に走りましたよ。 しこたま「ぬか」を無料で持って帰ってきて、コンポストの中にフリフリ振りまいてあげ、中身をかき混ぜては、またフリフリ・・・ 残飯やコーヒーカスを入れるたびに、フリフリ作業を繰り返しました。

今現在・・・我が家の庭先にあるコンポストはどうなっていると思います? こんな寒波なんか吹き飛ばせ!ばりのホカホカですよ。 雪積もってるのにねぇ~、バクテリア君たちはがんばって、発酵、分解作業をしてくれているわけです。しかも結構温かくなっていて、湯気まで立ち上っています。

そういえば、コンポストの底の土から這い上がってきたのか、ミミズもモゾモゾいましたよ。もうコーヒーカスや残飯には見えないぐらい、ふかふかホカホカの堆肥が出来上がってきています。

ミルトンホームページの左側からダウンロードできる「おいしいコーヒープレスを淹れるコツ」にもちょこっと掲載していますが、コーヒーカスには窒素が4%、リンが1%、カリウムが3%程含まれていて、これは牛のうんちや市販されている肥料と同様の栄養と言えるのです。 

これをたんに捨てるのはもったいないですし、堆肥にすれば栄養満点の土になるし、ごみも減らすことができ、CO2の削減にも貢献し、環境保全にも繋がっていいこと尽くめ! スペシャルティコーヒーの農園の皆さんが、おいしいコーヒー作りの為に環境を守る取り組みをしているのに、販売側の僕が何もしないのでは・・・と思ってやっていることですが、確実に我が家のごみの量は減ったと思います。ちょこっとだけエコな人になれてるかな?

そうそう、ペーパーフィルターで飲んでいる方もペーパーごとコンポストに入れて大丈夫ですよ。あっさりと分解しちゃいます。 さぁ皆さんもまずはコーヒーのカスを貯めることから始めてみませんか?そしてベランダや庭の草木に撒くことからやってみましょうよ。 おいしいコーヒーを飲みながら、環境に配慮したエコな人になりませんか?(^^)/

wrote by ミルトンコーヒーロースタリー : 2005年12月18日 14:03