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01:29
100%有機栽培でないと、ダメですか?
ん~ まだ明日出荷予定のお中元ギフトの作業が終わりそうにないので、お店に居残り残業中・・・ ちょいと疲れたので、
休もうと思ったら、ブログを書き始めちゃいました。 ハハハ まぁ1日の労働の後ということもあり、
また時間的にも気分がハイになる時間帯なので、おかしな文面があったら無視して読んでくださいね(^^;)
「オーガニックの認証を受けるべきか、やめておくべきか・・・」 コーヒー農家の多くが悩んでいる課題かもしれません。
オーガニックの認証を受けることによって、農家が得られる単価あたりの収入が、
認証を受けていないコーヒーに比べ若干高くなるのですが、その反面、有機栽培を実現させるためにはとてつもない労力と時間、
人の手が加わることになるわけです。 認証を得るためにも、費用がかかってしまいます。 僕の個人的な意見としては、
オーガニック認証を取得し、販売単価が今までよりも高くなったとしても、労働時間や手間暇、余計にかかる人件費や認証取得費を考えると、
農家にとってオーガニック認証が良い影響だけを与えるとは考えにくいと思っています。
ミルトンが現在関係を築いている農園の方々は、極々必要最低限の化学肥料しか使っていないことも知っていますし、
自分の農園敷地内で自家製有機肥料(堆肥)を作り、各一本一本の木の根元に撒いている作業も現場で見てきています。 小規模農園に関しては、
化学肥料を購入する資金がないために、自家製の堆肥を作って散布しているのが現状です。
農園主達には、「オーガニック認証を無理に取る必要はないから」と伝えてあります。 今ある豊かな自然が無理のない状態で循環し、継続的に良質なコーヒーが得られ、
長年に渡って農家が収入を得られ、なおかつ皆さんに美味しいコーヒーが提供できるのであれば、微量の化学肥料もしょうがないかもな・・・
と最近思います。
この大きな循環=サイクルこそ、僕が優先的に考えている理念ですから、これからも彼ら農園主達と、
この理念に基づいてコーヒー作りができればと思います。
今のところ、僕にとっても、またこの理念に共感してくれている農園主達にとっても、オーガニック認証はそこまで重要ではないのです。
100%オーガニックとは呼べませんが、ミルトンのコーヒーは僕が皆さんの目となって、きちんと現場で確かめてきていますので、
安心して飲んでくださいね。 僕はそれよりも確認のしようがない海外野菜などの残留農薬の方がよっぽど気になります。
余談ですが、上の2枚の写真の農園は過去5年間、肥料すら与えていません。 それなのに、たわわに実がなっていますし、品質も非常に良い!
標高が1600メートルと高い為、害虫駆除もする必要もないのです。 すごいのは、土がフカフカなんですよ! このエリアの土壌は、
周辺地域に比べて、ずば抜けて肥沃なんです。 認証を取らなくても、100%オーガニックなんですよ。 自然の力に、
このとき驚きましたねぇ~。 まさに理想の状態といえるかもしれません。
・・・ ただ、ひとつ残念なのは、僕が後ろ姿で写っているということですかね・・・
wrote by ミルトンコーヒーロースタリー : 2007年07月08日 01:29