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ブラジルとサトウキビ畑の実情

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 上の写真は、 今回ブラジルに行った際の内陸地からサンパウロへ向かう途中で飛行機の窓から撮影したものです。 飛行機に乗る前に、 「ひたすら、サトウキビ畑が続くから見ておいたら?」と、聞いていたのですがその言葉の通りサトウキビ畑が続いていました。  今、日本でも度々バイオエタノールの生産の為に、サトウキビが栽培されているとニュースでも流れ、 アマゾンの一部では違法な開拓が進められ、環境破壊にもなっていますよね。
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 以前から農地だった場所を、今回訪れた農園のようにサトウキビ畑に転換することは問題ないと思いますが、 アマゾンなどの森林を伐採してまで、栽培されてしまっては何のためのバイオエタノール産業なのかわかりませんねぇ・・・
 上の写真は今回お世話になり、これからも継続的にお付き合いしていく農園主の農園の一部ですが、 ここはもともとコーヒーが植えられていた場所です。 それをサトウキビに作付けし直したようです。 向こうの斜面もサトウキビです。  いかにバイオエタノール産業がブラジルの中で拡大しているのかが、うかがえます。

 ちなみに只今のこの地方の湿度は10%!! コーヒーの木にとっての恵みの雨が降ってくれません。 こんな過酷な条件下でも、 サトウキビはゆっくりではありますが成長を続けることができるのです。 コーヒーと一緒に作っている農家にとっては、 土地の有効利用と確実な収入が入るわけですから、今のトレンドからいけばサトウキビの栽培も悪くないのでしょう。  上の写真のように森には一切手をつけずに、既存の畑を利用する農家もいれば、利益の為に森林伐採をする業者もいるわけです。  もっとブラジル政府が取り締まりを強化しなければならないのでしょうが、あまり厳しい密伐採業者の検挙には力を入れていないもようです。

wrote by ミルトンコーヒーロースタリー : 2007年10月14日 20:33