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コーヒーの苗木の育て方について 「寒さが大敵!」

 ミルトンのお店に来られている方々にコーヒーの苗木をバンバンお配りしていますが、順調に育っていますでしょうか?  夜の気温が下がり、冷え込んできましたので、外に鉢を置いている方はそろそろ家の中に入れて育てられた方がいいかもしれません。  
 また地面に直植えされている方も中にはいらっしゃるようですが、コーヒーの木は日本の冬を外では越せません。  10度以下では枯れてしまうのです。 雪や霜が降れば、翌日には間違いなく枯れてしまっているでしょう。 必ず鉢植えの状態で、 冬場は温かい室内で育ててあげてくださいね♪
 苗木の置き場所は室内でも、なるべく日の当たる明るい場所がいいですよっ(^^) あまり部屋の奥の暗い場所に置いていると、 元気がなくなってきてしまいます。
 また、冬場は成長が遅いので、肥料は必要ありません。  成長が遅い時期に肥料を夏場同様にあげてしまうと根っこが肥料焼けしちゃいますから、気をつけてくださいねぇ~。 同様に、成長が遅い分、 水分もあまり吸いません。 冬場の寒い時期は、あまり水をあげなくてもいいですからねっ。  育て方でわからないことがありましたら何なりとご連絡下さい。

Brazil2007_038
 上のこの写真、農園を歩いていて面白い状態が目に飛び込んできたので、写真を撮りました。  通常コーヒーは枝の節の部分につぼみをつけて、開花し、受粉した後にコーヒーの実がなるはずなのですが・・・ 
 
この上の写真では葉っぱ(写真中央)が出てきています。 写真右下のすみには、 受粉が成功してできた小さな緑色の実が見えると思います。これが通常の状態です。 
 実は、今年は先日のブログでもお伝えしているように雨が降らずに水不足の状態なんです。 枯れてなるものかと、 「コーヒーの木が自己防衛の為に、繁殖という選択をせず、つぼみを落としてまで、葉っぱをつけた」状態の写真なんです。  実をつけるためには、十分な雨が降ってくれないと実りません。 このコーヒーの木も雨が降るか、降らないか悩んでいるのでしょうね、 実と葉の両方をつけて臨機応変にきまぐれな天候に対応しているのでしょう。

wrote by ミルトンコーヒーロースタリー : 2007年10月19日 19:40