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エルポルベニール農園の今の様子
ElPorvenir09
本来は来月４月下旬ぐらいまでは降らないはずの雨が、 ここニカラグアのヌエバセゴビア地域では降ってしまい、 フライング気味に花を咲かせてしまったコーヒーの木が結構目につきました。 できれば５月の冬から雨期に入り、 それからまとまった雨が降ってくれた方が、コーヒーの木もいっせいに花を咲かせることができ、 似たような時期にまとまって収穫作業ができるのですが、今年の開花はバラバラになってしまいそうですねぇ。
昨年ニカラグアのカップオブエクセレンスで１位を獲得したセロ・デル・シエロ農園にいたっては、やっと収穫作業を始めたようで、 いくら標高が高い地域とは言え、随分と遅めの収穫になっています。 この調子だと、 今年のカップオブエクセレンス用に出品するコーヒーが間に合うかどうか・・・
ここ最近いい成績をとっているので、是非いいコーヒーを出品して入賞してもらいたいものです。
そうそう、エル・ポルベニール農園のセルジオさんも昨年はコンテストに入賞しましたが、今年も入賞を狙って頑張っています。 彼の農園だけではないですが、天候、気候の大きな変化によって、僕の知る限りでは中米全域で、生産量に大きく影響しているようです。
思ったほどの収穫高がなく、加えてニューヨークのコーヒー先物価格の下落が響き、 多くの農家には十分な収入が今年は見込めない状態になっています。 来年も収穫高が減る可能性もあるので、 一部ではコーヒー農園自体をやめてしまう小さな農家も出てくるだろうと話を聞きました。
帰国までまだ数日残っていますので、許す限りしっかりとカッピングして美味しいコーヒーを選び、 それぞれの農園を引き続ききちんと見てこようと思っています。 各農園主達とのコミュニケーションにはかなり力を入れていますからねぇ～。 信頼関係構築の為にも、大切な工程です。
wrote by ミルトンコーヒーロースタリー : 2009年03月14日 12:13