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19:54
サラティエルさん、カッピング中に現る
現在販売中のラ・エスペランサ農園のサラティエルさんと奥さんです。
たまたま彼のコーヒーの品質チェックをしている時に、カッピングラボにご夫婦でいらっしゃって、彼のコーヒーはどう思うか?
と感想を聞かれましたよっ。
僕はカッピングの時は買い付けることを前提にしているので、生産者の方にもお世辞は言いませんから、イマイチだなぁ~と思ったら、
正直に言います。 素晴らしいサンプルには、きちんと何が素晴らしいのかを説明します。
そして生産コストも当然加味した生産者の納得いく価格で購入させてもらっています。
3年前のミルトンオープン時と比べて、コーヒーによっては6割以上の高値で購入しているコーヒーもありますが、
販売価格は上げていないのが現状です。
販売価格を上げずにいられるのは、お客様が口コミで広げてくださっているおかげなんです。
今販売しているラ・エスペランサ農園は昨年買い付けたものなのですが、今年買い付けたコーヒーも既にスタンバイしています。
今年の収穫分もいいですよぉ~。 何と言ってもサラティエルさんのコーヒーの特徴はローストしたピーナッツを思わせる風味でしょう。
毎年彼のコーヒーはブラインドでカッピングしても「あっ、このコーヒーはたぶんラ・エスペランサ農園のコーヒーだろうな」
とわかるぐらいの特徴があります。
現在の在庫も残り少なくなってはきていますので、お盆ぐらいからニュークロップを販売できるかと思います。
僕らが買付けに訪れた時には、サラティエルさんの農園ではスペシャルティコーヒーのグレードのコーヒーの収穫は終わっていて、
コーヒーの木に残されたローグレードのチェリーの収穫もひと段落したところでした。
ですから、赤い完熟したチェリーだけではなく、緑色の未熟チェリーも含まれるのが見てとれると思います。 これらは国内消費にまわすか、
サラティエルさんのところで焙煎して販売するみたいです。
下の写真は今シーズンの収穫作業を終えた労働者達と、その収穫作業を支えた編みかごです。
綺麗にかごは洗って、来年の収穫時期に活躍してもらうことになるでしょう。
お疲れ様のワンシーンですね。
彼らが一生懸命作った美味しいコーヒーを、遠く離れた日本で飲めることも何だか不思議な話ですが、
遠く離れているからこそ彼らには皆さんから頂いたコメントやご感想をお伝えし、
彼らのモチベーションアップに繋げていかねばいけないなぁと思うわけです。 仕事ってお金が全てではないですからねぇ。
モチベーションも大切ですよっ。
近頃以前にも増して、ホームページを見ていますというお言葉を頂きます。
コーヒーを飲まれた後のご感想も多く寄せられるようになりました。
本当に嬉しく思います。
ミルトンは特に特別な事をしているとは思っていません。
単に自分が美味しいコーヒーを飲みたいと思う気持ちと、
それを作ってくれる生産者達との関係を友好なものにしたいと思う気持ちを大切にして活動しています。
そして僕のモチベーションは皆さんの美味しいの一言でアップしつづけます。
これからも素晴らしいコーヒーたちをご紹介し続けることはもちろん、生産者や農園情報もご提供していきますので、
引き続き支えていただければと思います。
wrote by ミルトンコーヒーロースタリー : 2009年07月17日 19:54