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こだわり農家 ・ 質を求めるお客様 ・ 繋ぐ役割のミルトン

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もう夏のお野菜は終わりでしょうかねぇ~。 ミルトンのコーヒーの苗床は、今年は活躍しなかったので、完全に僕の家庭菜園の場と化しました。 枝豆用の黒豆やゴーヤ、パプリカにミニトマト、ミニかぼちゃ等々作りましたが、パプリカを除いて全て終わりました。 今年はゴーヤを何本食べたことか・・・(笑)

コーヒーの産地に行く度に得てくる農家からの情報を、僕は自分の小さな畑に技術投入してみているわけですが、とても面白いしはまります。農業のママゴトのレベルしか今はしていませんが、農業ははっきり言って格好いい仕事だと思いますね。 

個人的には糖度ばかりを追いかける今の野菜や果物に魅力は感じず、無農薬や有機栽培などのセオリーだけを知っていたって僕にとっては意味がないんですよねぇ。 恐らくそう思っている若手の農家も多いはず。

野菜作りひとつにしても自分で実践してみて失敗を繰り返すことは当たり前ですし、農家から教わったり産地の生産者から学ぶことだって沢山! そんな身になる知識と経験が僕にとっては大切ですね。

僕がコーヒーの産地に毎年足を運び、生産者達と多くの時間を過ごす理由はごく単純!
焙煎や抽出方法なども大切ですが、僕にとっては素材が何よりも大切、ミルトンのお客様がそれを望むからです。

ちょっとやそっと産地に行ったからといって、生産者と信頼関係が築けるわけではありませんし、美味しいコーヒーを分けてくれるわけではありません。 運がいいのか、言葉の壁があまりないからなのか、今お付き合いのある生産者達ととても親しくさせてもらっています。 お互い信頼もしています。 たいていの生産者とプライベートな話も多々します。 
お互い人間ですからねぇ、生産者達だって売りたい相手とそうでない相手がいるでしょうぉ~。
どっちに売ろうかなぁ~・・・と迷ったとき、そんな時にはやっぱり信頼関係に繋がってくるのかもしれませんね。

それと高い品質のコーヒーの価格は当然高くなりつつあり、2年前ぐらいのミルトンの仕入れから比べても単価は相当上がっています。 カップオブエクセレンスと同じぐらいの価格で買うレベルの高いコーヒーもあります。 でもそれは農家が1年かけて、自然と闘い、苦労して作り上げた傑作でもあるわけですから、それだけの対価は僕は見合うものだと考えています。 

地球温暖化やそれにともなう害虫対策や水対策、肥料の高騰などなど、何を作っている農家でも苦労は絶えません。 でも自分の納得のいくものが作りたいと思う姿勢が、とってもCOOLだし、エネルギッシュで格好いいですね。

ミルトンの活動はまったくもって地味ですが、彼らのようにエネルギッシュでこだわり続けていきたいですね。

話は元に戻りますが、夏野菜のなくなった畑は、ニンジン、たまねぎ、スナックエンドウの苗床になっています。これまた収穫が今から楽しみです♪

wrote by ミルトンコーヒーロースタリー : 2009年09月22日 17:22