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10:07

今日は農園散策とカッピングで１日が終わりました　（１０/０２）

オリンピック選考会の結果がリオに決まりましたねぇ～。 　南米初ということで、こちらブラジルのテレビでも大々的に放送していましたよ。　丁度結果発表をする時は、 フォルタレーザ農園で昼食をとった後のくつろいでた時だったので、結果発表の瞬間をアレックスさんとテレビで見ていました。　
リオでの開催に賛否はあるにせよ、これを気に生活水準が改善され、治安もグンと良くなってくれればいいなぁと思いますね。 　今夜は金曜日ですし、リオのビーチではお祭り騒ぎでしょう。


今日も綺麗な白いコーヒーの花が咲き乱れていましたよ。
昨日 まで咲いていた花は既に茶色くなってきていましたが、新しく咲き始めた花は農園中にジャスミンの香りを漂わせていました。

昨日見れていなかったエリアの散策を今日はしたのですが、とにかく農園が広いので全て車での移動となります。　
今ブラジルは春なのですが、雨季にさしかかったこともあり、当然雨が降ります。　そうすると雑草が待ってましたとばかりに、 ぐんぐん成長してきてしまうんですねぇ。　↓　こんなふうに・・・

これから半年は草を刈っても刈っても生えてくるのですが、ほっとくと雑草に土中の栄養分を取られてしまうので、草刈をしなければなりません。

広大な敷地なので、トラクターを使って短く刈り込んでいきます。
この草刈り機は、きれいにコーヒーの木の下まで入り込んで刈ってくれる代物で、ぼろっちい見た目とは裏腹に、きっちり仕事をこなします。

草ぼうぼうがあっと言う間に、こんな感じになります。　あんまり短く刈り込むので、地表を太陽にさらしてしまっても大丈夫なのか？ と聞いてみると、雑草があっという間に生えてくるので問題ないのと、何回も刈り込むので、その刈った草が堆積して、 そのうち１０センチ以上の厚みになり、地表を覆ってくれるようになるそうです。
そのうち刈った草が肥料となり、落ち葉と混ざりあい、バクテリアや虫に分解されるわけですね。

以前に刈り込んだエリアの地表は上の写真のように既に枯れ葉や枯れ草で覆われていました。
きちんと雑草の処理もしておかないと、肥料散布しても雑草に栄養分を持っていかれてしまいますからね。　なので、 フォルタレーザ農園ではこのように対処しているみたいです。
国や地域によって対処方法が違うので、それぞれに適したやり方が昔から行われているのが各地を訪問する度に理解できます。

肝心の今年のフォルタレーザ農園のコーヒーの出来ですが、カッピングしてみましたが、 早めに収穫したロットに関しては高い評価はできませんでしたが、熟度が均一化された時の収穫分に関しては、 とても満足のいく点数をつけることができました。
特に今年からは真空パックに全てしますので、 劣化の激しいパルプトナチュラルと呼ばれる処理方法を施したコーヒーも来年の買い付け時期まで美味しさがキープできると思います。

ちなみにニカラグアも来年からもしかしたら真空パックを導入する可能性があるので、 ミルトンで産地から仕入れてくるコーヒーは全てが真空パックになるかもしれません。 　焙煎も今まで以上に満足のいく仕上がりになっているので、これに鮮度の良い風味豊かなコーヒーがマッチすれば、 相当皆さんを満足させることができるのではないかなぁ？と思っています。

ちょっと話がそれましたが、今年のフォルタレーザ農園のコーヒーも期待しててくださいね。
このコーヒーの入荷はできれば年内中を目指しますが、年明けになる可能性もあります。　まぁ遅れても、 真空パックなので生豆の劣化の心配はありませんけどね。

明日は諸事情により、４時半起床です。　起きれるかな・・・

wrote by ミルトンコーヒーロースタリー : 2009年10月03日 10:07