« ニカラグア セロデルシエロ農園のコーヒーが完売となりました | メイン | ルイスさんのラ・ベンディシオン農園のお話のつづき・・・ (10/30) »

20:44

農園初収穫のコーヒーがこんな高いレベルなんてねぇ・・・ (10/28)

LaBendicion-nicaragua2009-kakaku.png
こんな事を言ったらルイスさんに怒られちゃいそうですが、彼がこのラ・ベンディシオン農園を手がけ始めて初めての収穫ロットなので、初めてカッピングする時はほとんど期待していなかったのが正直なところでした。 彼も初めての収穫されたコーヒーということで、ドキドキの初カッピングだったのですが、結果は今一歩。 際立った特徴のかけたサンプルが目の前に並べられていたわけです。

ん~まぁ~最初の収穫なんだからこんなものじゃない?という話をルイスさんとしていたのですが、僕が比較的いい点数をつけたサンプルと、ルイスさんがいい点数をつけたサンプルをブレンドしてみたんですね。 これがちょっと驚きの結果で、さっきの物足りなさはどこへやらの風味が出てきたんです。

きっとコーヒーを作ってからブレンドするのではなく、焙煎する生豆の状態からブレンドして焙煎したら、もっと良くなるよ!ということで、翌日また焙煎してカッピングしました。 結果は思わずお互いが笑ってしまうぐらいのいい出来に仕上がっていて、その両方のロットをブレンドして買付けちゃいました。 そんな買付け時の話のあったコーヒーです。
DSC08955.JPG
ニカラグアの中でも、まだ買付けを行っていないエリアのコーヒーで、標高は平均1300メートルぐらいの差ほど高い位置にある農園ではありませんが、この農園・・・何を隠そうルイスさんが買い取る前は数年間放置されていたコーヒー農園だったんです。
上の写真は多少ルイスさんが手を施した今の農園の様子ですが、見てもらいたいのは下の写真。

stbxjalapa 073.jpg
この上の写真を見てもらっても分かると思いますが、単なる茂み、林になってしまっていますよね。
コーヒーの木は葉を全部落とし、細長いヒョロヒョロの枝が四方に伸びている状態です。

これから山ほどの仕事がこの農園には残っていますが、ルイスさんなら淡々とこなしてしまうでしょうね。何ていったって、今相当彼はコーヒー作りに燃えていますからねぇ。 最高に美味しいコーヒーを作る為にどのようなことをしたらいいのか、情報や意見を聞きながら、実践している最中です。 先日日本にセルジオさんと来た際も熱く語ってくれました。

このラ・ベンディシオン農園は美味しいコーヒーを作りえるだろう要素が既に備わっている可能性があるのですが、そのお話はまた後日にとっておくとしましょう。

肝心のコーヒーの風味ですが、今販売中のどのコーヒーにもないシルキーな滑らかさをもっています。 みずみずしくもあり、でもあっさりしすぎる感はなく、レンゲのハチミツような甘みと香りが強く、余韻までその特徴を長くひっぱってくれます。

皆さんが口にした時には、どんな風に感じられるのでしょうか。 このバランスの良さと液体の質感、堪能しちゃってください。
ご注文をお待ちしております。 ツインパックもできますので、1200円代のコーヒーと組み合わせてもらえれば、それぞれ増量してお届けいたしますよっ♪

wrote by ミルトンコーヒーロースタリー : 2009年10月28日 20:44