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スペシャルティコーヒーとは・・・

消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであることが言えるでしょう。

風味の素晴らしいコーヒーの美味しさとは:
際立つ印象的な風味特性があり、爽やかな明るい酸味特性があり、持続するコーヒー感が甘さの感覚で消えていく事。

カップの中のコーヒーの風味が素晴らしい美味しさである為には、コーヒーの種子からカップに至るまで(From Seed to Cup)の総ての段階において、一貫した体制・工程で品質向上策、品質管理が徹底している事が必須です。

posted by ミルトンコーヒーロースタリー : 20:37

スペシャルティコーヒーの判別・識別方法は?

スペシャルティコーヒーは一般のコーヒーとは異なる方法をとります。
一般のコーヒー(プレミアムコーヒーも含むコマーシャルコーヒー)の判定に適用されるのは「欠点チェックを対象とする評価方式・尺度」というもので、その豆の風味の良さ等を探るポジティブなチェックではなく、その豆にどんな不快な味、匂いがあるか?又、どんな味、匂いの欠点を持っているかを探る採点方法なのです。

スペシャルティコーヒーに適用される品質評価方式は、上記の「欠点チェック方式」に加え、「風味の際立つ特徴、美味しさ、印象度を評価する」方式です。 この豆のプラスの要素を評価することにより、今まで欠点チェックでは発見できなかった様々な風味特性を評価されるようになり、スペシャルティコーヒーが他の流通コーヒーと異なる理由でもあるのです。

posted by ミルトンコーヒーロースタリー : 20:36

生豆からカップへ・・・ スペシャルティの厳しい定義

スペシャルティコーヒーとは、最も高い品質の生豆(なままめ)を本物のロースター(焙煎する人)の手によって、その豆が持つ最大限の風味を出せるよう焙煎をし、正しい方法にて的確に抽出されたコーヒーのことを意味します。決してエスプレッソマシンやコーヒープレスなどのような抽出方法によって決まるわけではありません。

栽培と生豆
スペシャルティコーヒーの定義は、世界の限られた地域で個々の品種の作付けが行われる時点から既に始まっており、そのコンセプトには手のこんだコーヒーの木の栽培から完熟豆のみを摘み取る丁寧な収穫、そして適正な輸出の準備までも含まれるのです。

焙煎と鮮度
最高の状態にある生豆を的確に焙煎され出来上がるコーヒーですが、その後の「鮮度」もスペシャルティの定義に含まれます。 もしそのコーヒーが芳醇な香りを放たなくなった時点で、そのコーヒーは既にスペシャルティと呼ぶには相応しくないのです。

抽出
次に抽出ですが、実に多くの抽出方法が存在し、適正にできれば多少の向き不向きはありますが、これら全ての方法でスペシャルティコーヒーと認められる液体の抽出が可能となります。水とコーヒーの割合、それぞれの器具と豆そのものの焙煎度合いにあった適切な挽き具合、適正なお湯の温度と抽出時間など全ての基盤、準備ができて始めて一杯のスペシャルティコーヒーができあがるのです。

苗を育てるところから、一杯のコーヒーに至るまでここでは書き切れない程、多岐に亘る手が加えられているコーヒーがスペシャルティコーヒーなのです。 そして最終的には産地でも、ブランドでも、農園でも、焙煎技術でも、抽出器具でもない・・・「コーヒーの液体」自体でその真価が問われるのも、スペシャルティコーヒーなのです。

posted by ミルトンコーヒーロースタリー : 20:35